ささ圭「みやぎの雫」

BRANDING / CIVI / PACKAGE

2016

「やづしたら終わり(やづす=何があっても絶対に手を抜くなという意の宮城の方言)」。創業以来、先代の言葉を頑なに守り続け、素材にとことんこだわり抜いたかまぼこを製造されている株式会社ささ圭様。ご依頼いただいた「みやぎの雫」は、宮城のお土産として、海の恵みと、大地の恵みが一度に味わえる新しいお土産を目指して誕生しました。シンボルマークは、海のうねりと大地(畑)の畝から抽出されたひと雫を表しています。女性をターゲットに開発された一口サイズのチーズinかまぼこは、上質な白身魚のすり身に「北限の柚子」「仙台雪菜」「かぼちゃ」「ごぼう」「ずんだ」「完熟赤ピーマン」の6種類のこだわった地元県内野菜が練り込まれています。宮城のお土産の代表格である「笹かま」をはじめ、練りもの市場に並ぶパッケージは海を感じさせる青系、杜の都のイメージや老舗を彷彿とさせる緑系を使ったものが多く、企業やブランドの歴史、品格をアピールしたデザインが主流ですが、この「みやぎの雫」は普段かまぼこをお土産として選ばない方や、若い年齢層、外国人観光客もターゲットにしたいというビジョンがあり、今までと違うニーズを獲得するために、あえて外装にピンクをあしらうといった試みを取り入れました。結果、輝かしい受賞を重ね今でも駅やサービスエリアなど県内のお土産処で購入できる定番商品として販売され続けています。

[みやぎの雫/受賞歴]
「第2回 東北新みやげコンテスト W受賞(最優秀賞&外国人みやげ賞)」(2015年)
「第40回宮城県水産加工品品評会 農林水産大臣賞」(2016年)
「平成27年度優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産省食料産業局長賞」(2016年)

[暮らす仙台/みやぎの雫]
http://www.siip.city.sendai.jp/kurasusendai/iimono/miyaginoshizuku

Client Direction & Design

株式会社ささ圭 峯岸 和男(carabina inc.)