はらまちスマイルクリニック

BRANDING / CIVI

2023

離島派遣で働く医者を養成する自治医科大学を卒業し、離島勤務時は出産と手術以外はすべて診ていたという山下匠先生。2017年の時点で浪江には小児科専門のクリニックがない状況にあることを知って2021年4月に南相馬市に移住、南相馬市立総合病院小児科に入職され南相馬市立総合病院小児科では10年ぶりに入院病床を再開。小児科医の診療を求める患者さんとご家族、午後に急な発熱等がある患者さんに対応する「小児科クリニック」の必要性を考えるように小児科クリックを開業にともないまして医院のロゴマーク&タイプのデザインをお手伝いさせていただきました。理想とする医師像は、地域で慕われる小児科医。離島での診療経験を通して、「小児科」だけでなくお子さんの外傷やご家族の大人の診療もおこなえる総合診療医、「とりあえず相談できる医師」というものを目指していきたいという想いに向き合いながらザインコンセプトに落とし込みました。

クリニックのシンボルになる「時計台」をメインモチーフにしたロゴマークは、「地域で慕われる小児科医」「地域密着」というコンセプトから、手を取り寄り添い合う、身近な存在として患者様をサポートする様子を、時計の針とハートのシルエットに見立てたデザインになっています。またロゴタイプでは、「ッ」の部分を笑顔のマークに置き換えることで、クリニックのコンセプトにもある「スマイル」も表現しています。あたたかみのあるトーンの「ライト」「ライトグレイッシュ」の色相を使用することで、全体的に淡めのカラーで揃え、親しみやすさや優しさを包括した印象を目指しています。

Client Direction Design

sankei printing Co.,Ltd. 峯岸 和男(carabina inc.) 梅影まあや(carabina inc.)